一番最初にフラメンコを習った先生は今もスペインにいる
わけあってサンルーカルというところに住んでいる
もちろんスペインに勉強しにいったときは会いに行った
その時は地元の子どもたちにフラメンコを教えたりもしてた
一緒にペーニャに連れてってくれたり
けっこうフラメンコな生活をしてた
その後全く踊りから離れたと聞いていた
母子で生活をしていくことって簡単ではなく
それが海外だとなおさらだよね
身寄りもなくフラメンコで日本では活躍してても
スペインで子どもを育てながら踊り続けるのが難しいというのはわかる
その先生の生徒さんでいろんなことを
たくさん教えていただいた先輩が9年前亡くなった
同じく先輩で今でもお世話になっている踊り手さんと
10回忌にオメナへをしようと企画している
その先輩に関わったギタリスト、歌い手、踊り手
今は踊ってない人もお手伝いで関わってみんなで作り上げる
そこにスペインから先生を呼ぶ
この間へレスに行った歌い手さんが
会った時に交渉してくれた
私はもう・・・。という答えだったが
私たちの思いを伝えてくれた
今の踊り手さんは知らない名前かもしれないし
名前は知ってても踊りは知らない方が多いと思う
何百人と生徒がいた先生ではないが
そこから今活躍している踊り手、歌い手がたくさんいる
教えるのも感情の表し方もとても不器用な先生
ただ今でも他では教われない大事なことをきちんと教わった
ものすごく大事なこと
それからいろんな素敵な先生に出会った
でも最初に教えていただいたことがあるから
今でも続いているようにも思う
最後に先生が
再来年の舞台に向けて頑張るわ。と言ってくれたそうだ
踊りをだけでなく生活を・・・。という意味に聞こえた。
そしてもう一つ嬉しい話を聞けた
先生の息子がカホンをやっているという。
小さい時から悪ガキで先生の踊りのお仕事の日は
私が面倒を見てその分レッスン代をただにしてくれたり
まだ若く家を出てた私には家族みたいだった
そんなあの子が・・・今は・・お母さんを守ると。
しかもあれだけ反抗していた
フラメンコの道へ
ありがとう
私も負けず頑張ります